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エコキュートのメンテナンス頻度と手順【メーカー別】掃除・点検は誰が?

エコキュートのメンテナンスの頻度と手順。掃除・点検は誰がするか(循環口フィルター・ふろ配管の洗浄・安全装置の点検・業者の定期点検)。浴槽の循環口と家の外のエコキュート

「エコキュートってメンテナンスが必要らしいけれど、何をすればいいの?」
「取扱説明書も、どこにしまったか分からない」

お手入れが大事とは聞くものの、実はほとんど手を付けていない。冬を前に、ふと気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

調べてみると、サイトによって書いてある頻度がばらばらで、かえって迷ってしまいます。それもそのはずで、パナソニックの公式ブログでも、メーカーによって推奨頻度が異なる場合があると案内されています。

お手入れは、頻度で分ければ難しくありません。ふだんは浴槽の循環口を掃除し、ふろ配管・タンク・安全装置はメーカー指定の頻度で手入れと点検を。数年に一度は専門技術者に点検してもらいます。

仙台・宮城でエコキュートの施工を手がける私たちECOでんきが、次の3つを整理します。

  • 何を・どのくらいの頻度で・誰がやるかの一覧(頻度はメーカー名つき)
  • ご自身でできるお手入れのポイントと、使わないほうがよい洗剤・入浴剤
  • 業者に任せる定期点検の中身と、お手入れを続けずに相談したい状態

■ エコキュートのお手入れ一覧|何を・どのくらいの頻度で・誰がやるか

エコキュートのお手入れは、「こまめにやること」「メーカー指定の頻度でやること」「数年に一度、専門技術者に任せること」に分けると整理できます。ご自身でできるお手入れもありますが、その範囲は機種によって異なります。取扱説明書に手順がない作業や、部品の交換・異常時の点検は販売店・工事店に依頼してください。

主なメーカーの取扱説明書(一例)・公式FAQ・公式サイトの記載をもとに一覧にすると、次のとおりです。

お手入れの項目頻度の目安(メーカー名つき)自分・業者
浴槽の循環口のフィルター日常(パナソニック・三菱電機・日立・ダイキン。取り外し方は機種で違う)自分
自動配管洗浄の設定「入」のまま(パナソニック・日立)自分
リモコン・本体の拭き取り/リモコンの時刻確認汚れたら拭く
時刻は日立:月に1度
自分
ヒートポンプユニット(室外機)のまわり吸込口・吹出し口をふさがない
積雪時は周囲を除雪
自分
洗浄剤でふろ配管を洗うパナソニック:半年に1回
日立:半年に1回程度
ダイキン:半年に1回以上(フルオートのみ)
コロナ:1年に2〜3回(2021年モデル向けガイドの例)
三菱電機:Wタイプは1〜2か月に1回、または汚れが目立つ場合/PSタイプは汚れが目立つ場合
自分
給水口ストレーナーの掃除パナソニック:年に2〜3回程度
三菱電機:お湯が出ない・湯はり時間が長いとき
日立:定期点検の項目
パナソニック・三菱電機は取扱説明書の手順で自分/日立は掲載機種の例で専門技術者による定期点検の項目
タンクの定期排水(約2分)パナソニック・三菱電機:年に2〜3回程度
日立:年に2〜3度
ダイキン:半年に1回以上
自分
逃し弁の点検三菱電機:年に2〜3回程度
日立:年に2〜3度
ダイキン:半年に1回以上
パナソニック:頻度の記載なし(点検手順あり)
自分
漏電遮断器のテスト日立:月に1度
パナソニック・三菱電機:年に2〜3回程度
ダイキン:半年に1回以上
自分
配管の水漏れ・保温材の傷み年に2〜3回前後(三菱電機・日立。機種で異なるため取扱説明書を優先)見るのは自分・補修は業者
専門技術者の定期点検三菱電機:3年に1度
ダイキン:3年ごと
日立:3〜4年に1度
10年程度使ったら毎年(三菱電機・日立)
業者

※機種によって異なります。お使いの機種の取扱説明書を優先してください。ダイキンは、公式FAQ(「定期的なメンテナンスは必要ですか?」)では逃し弁と漏電ブレーカーの動作確認、タンク内の貯湯水の排水などを2〜3か月に1度すすめる一方、お手入れと点検の案内ページ(「お手入れと点検について」)では半年に1回以上としています(表はこちらの記載)。ダイキン製をお使いの場合は、取扱説明書に書かれた頻度を優先してください。頻度の欄に名前が出てこないメーカーは、今回確かめた公式資料でその項目の頻度が見つからなかったもので、そのメーカーの機種ではお手入れが要らないという意味ではありません。

取扱説明書が見当たらないときは、まず貯湯タンクやヒートポンプユニットに貼られたラベルで品番を確かめてください。品番が分かれば、メーカーの公式サイトで取扱説明書やお手入れの方法を探しやすくなります。分からない場合は、設置した販売店・工事店に問い合わせる方法もあります。

表の頻度は、あくまで目安です。同じ項目でも、メーカーによって幅があります。一覧のうち、ふだんのお手入れの中心は浴槽の循環口です。ここから先は、この表を頻度の順に補足していきます。

■ 【こまめに】浴槽の循環口フィルターと、自動配管洗浄の設定

ふだんのお手入れで中心になるのは、浴槽の循環口です。お湯はりや追いだきのたびにお湯が出入りする場所なので、髪の毛や湯あかがたまりやすくなります。

浴槽の循環口フィルターは、外せる機種なら外して水洗い

浴槽の壁にある丸い部品(メーカーによって「浴槽アダプター」「ふろ循環アダプター」などと呼び方が違います)には、ごみを受け止めるフィルターが付いています。一覧表に挙げた4社は、このフィルターの掃除を日常のお手入れとしています。コロナの公式FAQは、浴槽の掃除のときに循環口もあわせて掃除するよう案内しています。

汚れたままにすると、困るのはお風呂の機能です。パナソニックの公式ブログでは、目詰まりすると追いだきをしてもお湯が熱くならないとされています。日立の公式FAQでも、お湯はりなどのふろ機能が正常に動作しなかったり、汚れが浴槽内に流れ出したりすることがあると案内されています。

フィルターの外し方は機種によって違い、取り外せない作りのものもあります。取扱説明書で外せることを確かめたうえで、外して水洗いし、汚れは歯ブラシなどで落とします。洗剤を使う場合は種類に気をつけてください。三菱電機の取扱説明書(一例)では、強酸性の洗剤や塩素系のカビ洗浄剤は、フィルターやねじを傷めるおそれがあるため使わないよう書かれています。

「最近、追いだきしてもぬるい」「お湯はりがうまくいかない」と感じたら、まずここを見てみてください。フィルターを洗っても直らないときは、お湯が出ない・ぬるいときの症状別の確かめ方の記事が参考になります。

自動配管洗浄は「入」のままに

浴槽のお湯を抜いたときに、ふろ配管を自動ですすぐ機能を持つ機種もあります。パナソニックの公式ブログと日立の公式FAQでは、ふだんはこの自動洗浄を「入」にしておくことがすすめられています(パナソニックはお買い上げ時から「入」)。ダイキンの公式サイトでは、約10Lの水でふろ配管内の残り水を洗い流す日常の簡単洗浄が紹介されています(フルオートタイプのみ)。ご自宅の機種で設定が「切」になっていないか、リモコンで一度確かめておくと安心です。

リモコン・本体の拭き取りと、時刻の確認

リモコンや本体の汚れは、乾いた布で拭き取ります。リモコンのひどい汚れには、台所用(中性)洗剤を薄めて布に含ませて拭きましょう。見落としがちなのがリモコンの時刻です。日立の公式FAQでは月に1度の確認がすすめられていて、時刻が合っていないと電気料金が割高になる場合があります。

■ 【半年に1回前後】洗浄剤でふろ配管を洗う|頻度はメーカーで違う

エコキュートの「掃除」と聞いて、多くの方が思い浮かべるのが、このふろ配管の洗浄ではないでしょうか。自動配管洗浄は、きれいな水で配管をすすぐ機能です。それとは別に、洗浄剤を使った配管洗浄も、各メーカーが案内しています。

頻度は一覧表のとおりメーカーで違います。半年に1回前後のメーカーが多い一方、三菱電機の取扱説明書(一例)ではWタイプが1〜2か月に1回、または汚れが目立つ場合、PSタイプは汚れが目立つ場合、コロナは2021年モデル向けのガイドの例で1年に2〜3回としています。ダイキンでは、洗浄剤での洗浄はフルオートのみです。迷ったら、お使いの機種の取扱説明書の頻度に合わせてください。

洗浄の流れの要点と、使わないもの

パナソニックとコロナの案内をもとにすると、主な流れは次の3つです。

  1. 残り湯の水位を確かめる — 残り湯が循環口から10cm以上上にあるのが目安です(コロナは循環口の中心から10cm以上)。
  2. 洗浄剤を入れて、洗浄の操作をする — 洗浄剤の種類・量・リモコンの操作は、お使いの機種の取扱説明書の指定に従います。
  3. すすぎを最後まで行う — 途中でやめると、次回のお湯はりで洗浄剤の混じったお湯が出ます。

洗浄剤選びにも注意が必要です。たとえばコロナの公式FAQでは、故障の原因になるため次亜塩素酸を使わないよう案内されています。ほかのメーカーを含め、洗浄剤は取扱説明書で指定・案内されているものを選び、エコキュートのふろ配管に使えるかをパッケージと取扱説明書の両方で確かめてください。

入浴剤は「使えないもの」がある

追いだきをすると、浴槽のお湯はふろ配管を通って本体側へ戻ります。そのため入浴剤は、種類に注意が必要です。

⚠ 入浴剤の注意:
三菱電機の取扱説明書(一例)では、炭酸ガスで発泡させるもの、硫黄成分を含むもの、塩化ナトリウムを含むもの、炭酸カルシウムを含むもの(濁り湯状にさせるもの)は使わないよう書かれています。ふろ循環ポンプの不具合や、配管などの金属腐食の原因になるためです。三菱電機の公式サイトでは、使用できる入浴剤の例を挙げたうえで、それ以外の入浴剤で避ける成分を、機種のシリーズごとに分けて示しています。使える入浴剤の範囲は機種によって違うため、お使いの機種の取扱説明書でご確認ください。

■ 【定期的に】タンクまわり|給水口ストレーナーの掃除と定期排水

タンクまわりのお手入れのうち、メーカーによって扱いが分かれるのが、給水口ストレーナーとタンクの定期排水です。

給水口ストレーナーは、メーカーで「誰がやるか」が違う

給水口ストレーナーは、水道からタンクへ水が入る入口に付いている網(フィルター)です。水道水に混じった細かなごみを受け止める部品で、目が詰まると、タンクへ入る水の流れが悪くなります。

扱いはメーカーで分かれます。パナソニックの公式ブログでは、貯湯タンクのお手入れとして年に2〜3回程度の掃除が案内されています。三菱電機の取扱説明書(一例)では、お湯が出ない場合や湯はり時間が長い場合にお手入れするよう書かれています。日立の取扱説明書(一例)では、専門技術者による定期点検で清掃する項目に挙げられています。

判断の目安は、お使いの機種の取扱説明書に、ストレーナーのお手入れ手順が載っているかどうかです。載っていれば、その手順どおりにご自身でお手入れできます。載っていない場合や、外し方に自信がない場合は、無理に外さず、販売店・工事店の点検のときに見てもらいましょう。

タンクの定期排水は約2分|底にたまった汚れを押し流す

タンクの定期排水は、タンクの底にたまった湯あかなどの汚れを、約2分の排水で押し流すお手入れです(三菱電機は約1〜2分)。頻度は一覧表のとおりメーカーで違います。排水では熱いお湯が出ることがあるため、お湯に触れないようにしてください。具体的な手順は機種で違うため、お使いの機種の取扱説明書でご確認ください。

■ 【定期的に】安全装置の点検|逃し弁と漏電遮断器のテスト

逃し弁と漏電遮断器は、どちらも「何かあったときに働く」安全装置です。いざというときに働くかを、メーカー指定の頻度で確かめておきます。たとえば漏電遮断器のテストは日立が月に1度とし、ダイキンも公式FAQで、逃し弁と漏電ブレーカーの動作確認を2〜3か月に1度すすめています。手順と注意は、三菱電機の取扱説明書(一例)とパナソニックの公式ブログの記載をもとにしています。やけどや電気に関わる部分なので、取扱説明書の手順と注意を守ってください。

逃し弁の点検|レバーで水が出て、戻すと止まるか

逃し弁は、タンクの圧力を逃がす弁です。日立の公式FAQでは、沸き上げ時にタンク内の膨張水を排出し、タンク内が高圧になるのを防ぐ装置と説明されています。点検の頻度は一覧表のとおりで、確かめることは次の2つです。

  1. レバーを上げて、排水口からお湯(水)が出ることを確かめる — パナソニックの例では、排水口または排水配管から10秒間お湯が出ることを確かめます。時間や操作は、お使いの機種の取扱説明書に従ってください。
  2. レバーを戻して、お湯が止まることを確かめる — 止まりにくいときは、レバーを数回上下に動かして止まるかを見ます。

点検は、沸き上げをしていないときに行います。点検中は配管に手を触れないでください(やけどの原因)。

レバーを数回動かしても水が止まらない場合は、それ以上続けず、販売店・工事店へ連絡しましょう。排水口から出る水が正常なものか、異常なのかの見分け方は、エコキュートの水漏れの記事(正常な排水と異常の見分け方)で詳しく解説しています。

漏電遮断器のテスト|テストボタンで切れたら「入」に戻す

漏電遮断器は、貯湯タンクに付いている電気の安全装置で、漏電したときに自動で電気を切ります。テストの頻度は一覧表のとおりメーカーで差があり、手順は次の流れです。

  1. 電気が来ている状態(通電中)で、漏電遮断器のふた(操作窓)を開ける
  2. テストボタンを押す
  3. 漏電遮断器が「切」になれば正常
  4. 「入」に戻して、ふた(操作窓)を閉める

大切なのは、最後に「入」へ戻すことです。戻し忘れると、エコキュートに電気が来ない状態のままになってしまいます。

「テストで切った」と「勝手に切れていた」は別もの

ここで混同しやすいのが、漏電遮断器が「切」になっている2つの場面です。

場面すること
テストボタンを押して、ご自身で切った「入」に戻す(メーカーの手順どおり)
テストをしていないのに、理由が分からないまま「切」になっていた取扱説明書やメーカーの案内を確かめる。分からなければ入れ直さず「切」のまま、販売店・工事店に相談する

※テストの手順は機種によって異なります。

テストで切れたのは、装置が正常に働いた証拠です。一方、テストをしていないのに理由が分からないまま切れていたときの手順は、メーカーや機種によって違います。たとえばダイキンの公式FAQでは、切れている理由がわからないときは不具合の可能性があるとして、「切」の状態で点検・修理を依頼するよう案内されています。不具合のまま入れると、発煙・発火の可能性があり大変危険だともされています。

まずはお使いの機種の取扱説明書やメーカー窓口の案内を確かめ、どうすればよいか分からないときは、自己判断で入れ直さず「切」のまま販売店・工事店にご相談ください。焦げ臭いにおいや水ぬれがあるとき、入れ直してもまた切れるときは、入れ直さずに使用を止めて点検を依頼しましょう。

■ 本体まわりと配管の点検|外から見て確かめること

タンクやヒートポンプユニット(室外機)のまわり、配管は、外から見るだけで確かめられるところです。

配管の水漏れと保温材は「見るだけ」

配管の水漏れと保温材の傷みは、一覧表のとおり年に2〜3回前後の点検がすすめられています。見るのは、配管や接続部のまわりがぬれていないか、配管を覆う保温材に破れやはがれがないか、の2点です。

保温材の傷みを見つけても、ご自身で巻き直さず、販売店・工事店に相談してください。凍結防止ヒーターが付いているか、配管の凍結対策が十分かは設置状況で違うため、気になる場合は販売店・工事店に確かめてもらいましょう。

なお、本体の下がぬれていても、すべてが水漏れとは限りません。ダイキンのお手入れと点検の案内ページでも、機械の下がぬれていても水漏れでない場合があるとされています。正常な排水との見分け方は、先ほどの水漏れの記事が参考になります。

ヒートポンプユニットのまわりをふさがない・積雪時は除雪

ヒートポンプユニットは、外の空気から熱を取り込んでお湯を沸かす装置です。吸込口や吹出し口の前に、通風の妨げになる物を置かないようにしましょう。宮城でも、雪の日には気をつけたいところです。三菱電機の取扱説明書(一例)では、積雪時は機器の周囲を除雪するよう書かれています(誤動作や故障の原因)。落ち葉や荷物が吹出し口の前をふさいでいないかも、あわせて見ておきましょう。

寒くなる前は、点検に良いタイミング

ダイキンの公式サイトでは、本格的に寒くなり始める前の季節は、給湯機の点検をするのに良いタイミングとされています。お湯を使うことが多くなる冬は故障が増え、工事も混み合う傾向にあるためです。気になる点は、早めに見てもらうほうが落ち着いて対応できます。

季節の変わり目に見ておきたい5つのこと

  • 配管や接続部のまわりがぬれていないか
  • 配管の保温材に、破れ・はがれがないか(見るだけ)
  • ヒートポンプユニットの吸込口・吹出し口の前に、物を置いていないか
  • 逃し弁と漏電遮断器の点検を、最後にいつ行ったか
  • 業者の定期点検を最後に受けたのは何年前か

■ 業者に任せる定期点検|何年ごとに、何を見てもらうか

タンクの中や電気部品、弁の傷み具合は、外から見ても分かりません。ダイキンの公式サイトでは、家庭での日常的なメンテナンスだけでは補いきれない部分があるとして、プロによる定期的な点検も必要とされています。本格的な点検や部品の交換は、販売店・工事店に依頼するよう案内されています。

点検の頻度の目安は、メーカーで違う

専門技術者による定期点検の頻度は、次のように案内されています。

メーカー定期点検の目安長く使っている場合
三菱電機(取扱説明書・一例)3年に1度の定期点検(有料)をすすめている長期間(10年程度)使用している場合は毎年
日立(取扱説明書・一例)3〜4年に1度、専門技術者による点検(有料)をすすめている長期間(10年程度)使用している場合は毎年
ダイキン(公式サイト)3年ごとを目安に点検を依頼—

※機種によって異なります。

専門技術者に見てもらう主な内容

定期点検では、ご家庭では確かめにくい部分を見てもらいます。三菱電機と日立の取扱説明書(一例)に挙げられている主な内容をまとめると、次のとおりです。

区分主な内容
設置・配管設置状態、配管接続部の水漏れ、配管などの保温状態
電気まわり電気部品(配線・導通・動作)の点検、絶縁の点検
弁類・給水用具減圧弁・逃し弁などの弁類、給水用具(逆流防止装置)の点検
タンクまわりの清掃タンク内の清掃(沈殿物の除去など)、ストレーナーの掃除

※点検の内容は依頼先・機種によって異なります。

このうち減圧弁や逃し弁は、使ううちに傷んでいく消耗品です。使用状況や水質によっては3年程度で劣化しうる部品として、ダイキンの公式サイトと三菱電機の取扱説明書に挙げられています。摩耗していると、水漏れの原因になることもあります。

費用と依頼先、メーカーの延長保証

三菱電機と日立の取扱説明書では、定期点検は有料で、点検の結果、部品交換が必要なものも有料とされています。金額は依頼先や機種、交換する部品によって変わるため、事前に見積りで確かめてください。依頼先は、販売店・工事店や、メーカーの修理窓口・サービスセンターです。設置した工事店が分かれば、まずそこに相談するのが早道です。

メーカーの延長保証に入っているかも確かめておきましょう。パナソニックの公式ブログでは有料の「長期安心修理サービス」(メーカー保証期間を含んで最長10年)が、ダイキンの公式サイトでは購入時の契約で入る「延長保証サービス(有料)」が紹介されています。加入の有無は、保証書や購入時の書類でご確認ください。

10年前後使っているなら、交換の時期もあわせて考える

エコキュートは、一般に10年前後が買い替えを考え始める目安とされています。ダイキンの公式サイトでも、一般的な平均寿命を約10年と案内しています。実際に使える年数は使い方や設置環境で前後するため、10年前後からは、点検の結果をふまえて修理と交換の両方を検討しましょう。寿命の目安や、修理と交換の考え方は、【2026年最新】エコキュートの寿命は何年?で詳しく解説しています。

「自分ではどこまで見ればいいか分からない」「配管の保温材や本体の状態を、一度見てほしい」という場合は、私たちが現地で確認します。現地調査とお見積りは無料です。

■ お手入れ中に「いつもと違う」と気づいたら|自分で続けず相談する目安

お手入れをしていると、ふだんは気づかない変化に気づくことがあります。次のような状態を見つけたら、お手入れを続けずにご相談ください。

気づいたこと考えられることすること
逃し弁のレバーを数回動かしても、水が止まらない弁がうまく閉じていない可能性(原因は点検で確認)据付工事店(販売店)に連絡する(三菱電機)
沸き上げをしていないときに、逃し弁から水が出ている逃し弁へのごみの挟まり、減圧弁や逃し弁の故障(コロナ)点検を依頼する
テストをしていないのに、漏電遮断器が「切」になっていた機器の不具合の可能性取扱説明書やメーカーの案内を確かめ、分からなければ入れ直さず「切」のまま点検を依頼する。水漏れや焦げ臭さがあるときは使用を止める
配管や接続部から水が漏れている配管・接続部の傷み安全に操作できれば止水栓を閉じ、販売店・工事店に連絡する。電源の扱いは機種・状況で違う
保温材が破れている・はがれている保温材の劣化・損傷写真を撮って、販売店・工事店に相談する

※機種によって異なります。

水漏れに気づいたときは、安全に操作できる場合に給水の止水栓を閉じ、販売店・工事店へ連絡してください。三菱電機の取扱説明書(一例)では、点検で異常があれば止水栓を閉じて電源を「切」にし、据付工事店(販売店)へ連絡するよう書かれています。

ただし、電源の扱いは機種や状況で違います。パナソニックの公式FAQでは、凍結のおそれがある時期に異常表示が出た場合は、ブレーカー(配線用しゃ断器)や貯湯ユニットの漏電遮断器、配管の凍結予防ヒーターを「切」にせず連絡するよう案内されています。コロナの公式サイトでも、凍結予防のためにブレーカーをOFFにしないよう案内されています。漏電遮断器が作動している、焦げ臭い、電気部品がぬれているといった場合は、入れ直さずに安全を優先し、取扱説明書と修理窓口の案内に従ってください。止水栓や電源の位置が分からない場合や、操作のためにぬれた場所へ近づく必要がある場合は、無理に触らずそのままご連絡ください。

⚠ 漏電・水漏れ・焦げ臭いにおいに気づいたら:
使用を止めて、販売店・工事店にご相談ください。ご自身で機器を分解したり、本体の前板や外装カバーを外したりしないでください。取扱説明書で操作するよう案内されている点検用のふたや操作窓は、記載された手順に従ってください。

お手入れとは関係なく、音やにおい、リモコンの表示などで「故障かも」と感じたときは、エコキュートの故障を症状別に切り分ける記事で、症状ごとの確かめ方と、すぐに相談したい危険なサインをまとめています。

■ 仙台・宮城でエコキュートの状態確認・交換のご相談はECOでんきへ

ECOでんきを運営する株式会社協栄電設は、1970年の創業以来、仙台・宮城で電気工事を手がけてきました。現在はエコキュートやオール電化の施工・交換に加え、導入後の設定や不具合にも継続して対応し、お手入れの中で気になったことのご相談もお受けしています。

「保温材の傷みがどこまでか判断できない」「10年近く使っていて、この先どうするか考えたい」。そうしたときは、現地で状態を確認したうえで、修理で対応できそうか、交換を考える時期かの目安もお伝えします。

ECOでんきの工事には、10年工事保証が付きます。「実際に使用してみて、使用方法や不具合がありましたら、スピーディーにご対応いたします」というのが、導入後も含めた私たちの姿勢です。

■ まとめ|お手入れは頻度で分ければ、難しくありません

エコキュートのお手入れは、「何を・いつ・誰が」で分けると整理できます。日常のお手入れは、主に浴槽の循環口フィルターの掃除です。要点を5つにまとめます。

  1. こまめに — 浴槽の循環口のフィルターを水洗いする。自動配管洗浄は「入」のままに。
  2. 半年に1回前後 — 洗浄剤でふろ配管を洗う。頻度はメーカーで違う。
  3. 定期的に — 給水口ストレーナー、タンクの定期排水(約2分)、逃し弁と漏電遮断器の点検を、取扱説明書の頻度で。テストのあとは「入」に戻す。
  4. 数年に一度は業者に — 目安はメーカーで違い、10年程度使ったら毎年をすすめるメーカーもある。
  5. いつもと違うと気づいたら — 逃し弁の水が止まらない、漏電遮断器が勝手に切れていた、水漏れがある。そのときは続けずにご相談ください。

頻度は、お使いの機種の取扱説明書を優先してください。壊れてから困るのではなく、壊れる前に計画する。一覧表を見ながら、一度ひととおり確かめてみてください。どこまで見ればよいか分からない場合は、現地で一緒に確認します。現地調査とお見積りは無料です。お気軽にご相談ください。

よくある質問

お手入れをしないと、どうなりますか?
浴槽の循環口のフィルターが目詰まりすると、追いだきをしてもお湯が熱くならないことがあります(パナソニックの公式ブログ)。日立の公式FAQでも、お湯はりなどのふろ機能が正常に動作しなかったり、汚れが浴槽内に流れ出したりすることがあると案内されています。また、ダイキンの公式サイトでは、減圧弁や逃し弁は消耗品で、摩耗していると水漏れの原因になることがあるとされています。こうした部品の傷みはご家庭のお手入れでは確かめにくいため、ふだんのお手入れと、数年に一度の専門技術者の点検を組み合わせてください。
自動配管洗浄があれば、洗浄剤での洗浄はいりませんか?
日立の公式FAQでは、ふだんは「自動洗浄」を設定し、半年に1回程度は市販の洗浄剤で循環洗浄するよう案内されています。コロナの資料(2021年モデル向けワンポイントガイド)でも、自動配管洗浄とは別に、洗浄剤を使った配管洗浄(1年に2〜3回)が案内されています。頻度はメーカーで違うため、お使いの機種の取扱説明書でご確認ください。
業者の定期点検は、有料ですか?
三菱電機と日立の取扱説明書(一例)では、定期点検は有料で、部品交換が必要なものも有料とされています。金額は依頼先や機種、点検の内容で変わるため、事前に見積りで確かめてください。
浴槽に青いすじが付きます。故障ですか?
コロナの公式FAQでは、水に含まれる銅イオンと、石けんや体から出る油分などに含まれる脂肪酸が反応してできた銅石けんが付着したもので、人体に害はないとされています。こまめに掃除をすると付きにくくなります。

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